「行動していたらなんとかなる!」――母でも妻でもない、”自分”を生きる時間を。フリーランスインストラクター・光永くるみ
出産をきっかけに、無職無資格からのスタート。それから自分の足で道をつくり、独立して2年。リズムトレーニングを軸に、女性たちの「体と心」を整えるレッスンを届ける光永くるみさんに、活動のきっかけ、大切にしている想い、そしてこれからの挑戦を聞いた。

まずは自己紹介をお願いします
光永くるみです。仕事は今、フリーランスとして活動してて、支援事業と、あとはインストラクターの2本でいろいろと活動しています。
インストラクターとして、どんなレッスンをされているんですか?
インストラクターは、個人でグループレッスンだったりとか、あとはパーソナル。
パーソナルも、お一人がいいって、グループだとなかなか来づらいっていう方もいるので、お一人だけとか、あとは3名様までだったらパーソナルっていう形で受け付けてます。
一人がちょっと不安って時は、仲いいお友達だったりとかっていう2人、3人までパーソナルっていう形でやらせてもらってます。

レッスンの内容としては?
主にリズムトレーニング、スポーツリズムトレーニングというトレーニング方法を一番のメインとしてやらせてもらってるんですけど、もともとフィットネスジムのインストラクターの経験があるので。
そこでは一番は器械体操なんですけど、油圧式の筋トレもメインとしてたので、やっぱり筋肉って実際にとってもすごく必要というところは、もうめちゃくちゃ腹落ちしてるということが分かるので。
自分で筋トレを含みながら、マットでやりながらも、あとはリズムトレーニングというのをやっています。
目的としては、ダイエット目的の方が多いんでしょうか?
ダイエットもそうなんですけど、私のレッスンに来られる方の一番は、自分を満たして整えるっていうところを一番メインとしてさせてもらっています。
運動のプログラム的には筋トレと有酸素で、あとは絶対に自分と向き合う、いわゆるジャーナリングのようなイメージですね。
どんな悩みを抱えて来られる方が多いですか?
お子さんを抱えてる方が多いんですけど、どうしてもお子さんばっかりにいってしまいがちだという方が多いですね。
だからこそ、自分の時間も必要だよと。
母だからこそ、母ではなくて、自分の女性像というか、女性としての一人の時間っていうところ。
妻とか母とか会社員とかも一切忘れてもらって、”自分時間”を大事にするきっかけになってもらいたいです。

そもそも、この活動を始めたきっかけは?
活動をし始めようと思ったきっかけに関しては、出産がきっかけでした。
出産の時って私、無職無資格だったんですよ。なので本当にどう働いていくかで。主人に頼るっていう思考がもともとなくて、「主人より稼いでやるぞ」って言ってたんですよ。そんな意気込みもあったけど、結婚してからもバリバリ雇われで半月家にいて半月はホテル暮らしみたいな、そんな出張を繰り返してた感じで。
なので出産がきっかけで「そういう働き方ってどうかな」って思ったときに、自分で何かやってみようかなって。
「心のケアまで」という想いに至った原体験はあるんですか?
あります。母親になったからっていうよりかは、やっぱり私がジムのインストラクターをしているとき、ターゲット層が50、60代の方だったんですよね。
やっぱり女性って、家庭にいるだけじゃなくて、お仕事もしながら、おうちのこともしていて。考えた時に、自分が今まで、子どもが生まれるまで、自分と家のことと主人のことと……。
私の名前は、結婚して光永くるみになったんですけど、なんかその「くるみという自分を生きていかなきゃ」と。ずっと妻である自分っていうのは何か違うし、子どもが生まれて、ずっと母親でいる、子どもが大優先ってなっちゃうけど、でもやっぱり自分の時間ってすごく必要だなっていうのがすごく感じてて。
インストラクター業してるときって、すごく輝いてる高齢者の方、すごく多かったんですよ。
「自分のために体を動かさないといけんけんね」って、よく言われてて。
「ピンピンコロリが一番いいよ」って、すごい”ピンコロ”って言われてました。
そのときに考えたときに、通えなくなる人もたくさん見てきたからこそ、無理なく通えるっていうところがすごくいいジムの環境ではあったけど、じゃあ本当の意味で、体だけじゃなくって、自分と向き合う時間っていうのを取れてるかってなったときに、取れてない女性って多いんじゃないかなって思って。
じゃあ自分が出産をきっかけに何の仕事をやっていこうって思った時に、やっぱり体を動かすことだったりとか、自分の体をケアするだけじゃなくって、やっぱり心を満たすっていうところもすごく大事だなと。
私の中で学生時代にすごく人間関係に悩んだっていうのがあったので。いつまでも付きまとうと思うんですよ、絶対。だからこそ、人と関わるっていうところではあるけど、自分っていうものをぶらさなかったら、絶対に自分の生き方っていうところをすごく大事にしたいし、してほしいなっていうのが一番のきっかけだったんですよ。

今チャレンジしていること、この先の課題は?
インストラクターに関しても、やっぱり女性の方、いわゆる30代40代の方が、自分の身体を満たした上で、体と心ってセットだよっていうところを伝えていきたいっていうところがあって。
私は運動っていうところもそうなんですけど、ゆくゆくは女性に向けて、母親とかに向けて、講演みたいなのをしていきたいと思ってて。子育てって正解ないと思うんですよね。私もすごく今、真っ只中なんですけど、実際にやりたいと思っています。
私も怒ることだってたくさんあるし、「うわぁ、こんな感じで言っちゃった」っていう自分も、なんかね、責めることだってあるし。だけどやっぱり、自分が生き生きとして活動してる方が、息子もその背中を見てくれてるなって思って。自分は自分の人生をしっかり全うしようじゃないですか。チャレンジし続けて、それを重ねたことを伝えていこうという感じで、今そこを一番のメインとして意識はしているところです。

活動の中で、支えにしている言葉や考えはありますか?
「行動していたらなんとかなる!」
この精神ですね。「なんとかなる!」でも「やってみなきゃわからない」というのはすごくあって。何をするにも最初から決めつけちゃうと、何も進まない。だからこそ、今まで自分になかった選択肢を、一つのきっかけで勇気を出してチャレンジしてみる。そこから見えるものがたくさんあると思うし、やってみて気づくことがたくさんあるから、まずやってみる。そしたら、なんとかなるんで。
現状を変えたいなら、やっぱり一歩踏み出さないと何も変わらないと思うんですよ。だから自分がまずはやってみて、そこで何か違うなと思ったら軌道修正してやっていくっていうところが、一番大事にしてるところですかね。

振り返って「この一歩は大事だったな」というものは?
一人でやっていこうと考えた時と、一つの事業に携わった時。全然未知だったんですけど、やってみてよかったなっていうところはあります。
途中は不安だったりもしましたけど、振り返ると、全てやって良かったなと思います。
10年、20年先。長い目線でのビジョンは?
ありますね。私は広島だけじゃなくて、全世界の女性たちを自立させたいという。
そこは本当に思ってて。この世の中って今すごい目まぐるしくいろんなことが変わっていってるじゃないですか。働き方とか、すごくいろんな情報があふれている中で、自分がどの選択をしたらいいかって、自分の知識と経験と体験がなかったら、今までの経験とか知識とかだけで選択してしまう。
そうじゃなくて、いろんな情報がある中で、何が良くて何が良くないかっていうのは、自分の経験をたくさんしとかないといけないと思うんですよね。
私もたくさんそういう意味で経験してきたから。働き方だったりとか、女性としてのあり方だったりとか、どんな人生にしたいかとかっていうのを、私だけじゃなくて、私の関わる人が考えるきっかけになって、考えるだけじゃなくてそれを行動にもしてほしい。
そこはやっぱり自立っていうところ。経済的にも、精神的にも。そこの自立って最終的にすごく必要になってくるんじゃないかなって思うので。そこですね。

レッスンのご相談・ご依頼はどこから?
主にPRとしてはインスタグラムを使っています。インスタグラムでレッスンの風景とかもあるので。
あとは業務委託も結構ありまして、今は市のスポーツセンターとかで「この時間帯とこの期間でレッスンお願いします」といった、そういう業務委託もさせてもらってて。
私のメインのレッスンは女性をターゲットとしてやってるんですけど、このリズムトレーニングっていうのが幼児にも一番効果があるって言われてて、保育園とか幼稚園とかにも導入しに行ったりとか。ママさんもお子さんも、というところですね。高齢者向けにはリズムステップという座位でできるものだったりとか、あとは50、60代とかは歩きながらできるっていう運動もあるので、いろんな場面で活動できるなと思います。
▶ Instagram: @kurumi_cheerupcare
最後に、日々チャレンジしている皆さんへメッセージをお願いします
やっぱりチャレンジャーの人たちが増えたら、その背中を見て「私も頑張ってみようかな」って思ってもらえる人がすごく増えて、絶対活気づくと思うんですよ。
なので――自分たちチャレンジャーが、生き生きと楽しくチャレンジしていきましょう! っていうところですね。
編集後記
交流会でお会いした時、笑顔がキラキラしていて自分の道を進まれている方なのだろうと思い取材の声がけをいたしました。お忙しい中すぐ時間を調整させていただき、楽しい取材の時間を過ごさせていただきました。
話を聞く中で、光永さんの芯の明るさを感じることができました。たくさんのことにしっかり向き合ってきたからこそ、暖かく明るく華やかなオーラが醸し出されているのだろうと思います。
光永さんの前向きさやポジティブさや溌剌なところは沢山の女性に良い影響を与えていくのだろうと心から感じました。改めて取材のご協力ありがとうございました!